社長のひとり言2006年

第 14 回  面白い建築用語 2

皆さんが日常会話で使う用語で、わかっている様で実はそれが何なのかわかっていない建築用語について少しお話ししてみたいと思います。

意外と普段使っている言葉が実は建築用語から派生したものが多いのです。それだけ建築行為が我々の生活に密着していることの証拠かもしれません。
今回はそんな建築用語を2つ紹介してみます。

一つは「こけら落し」という用語です。
例えば、新築された劇場で「こけら落しコンサートがあります」というフレーズを度々耳にします。漢字で書くと「柿落し」と成ります。この「こけら」とは何でしょうか?実は昔の建物は木造が多かった為、工事中の木くずや木片が屋根に残っていて完成時にきれいに払いのける行為に由来しているのです。
「柿」を払ってきれいにする=完成
「柿落しコンサート」=「完成記念コンサート」となるのです。
厳密には「柿落し」は劇場にのみ使われる用語で球技場やショッピングセンターの完成時に使われません。
その場合は「落成式」とした方が正しいでしょう。

二つ目は「しきい」という用語です。
例えば、あの店は高級品ばかりで「しきいが高い」とか、「二度とうちのしきいをまたぐな!」というセリフ。漢字で書くと「敷居」と成ります。この「敷居」とは扉や引き戸の枠の下の部分をさします。昔の住宅はこの「敷居」が一段高くなっていて、ここをまたいで部屋や家に入っていたのです。
敷居が高い=またいで入るのが大変(入りづらい) から派生した言葉です。
又「二度とうちの敷居をまたぐな!」なんて言葉は「二度とくるな」という意味になります。

今の建物はバリアフリー化が進んでこの敷居のない家も増えてきていますので、そのうちこの「敷居」という言葉は死語になってしまうかもしれませんね。

当社、タクト設計事務所では写真の様に敷居を「低~くして」皆様のお越しを心よりお待ちしております。

次回は「建築紛争(トラブル)」についてです。

第 13 回  職人さんの知られざる世界

「親方・日の丸」・・・この言葉を聞いたことのある人も多いと思います。これは何を意味するものだと思いますか?
昔の格言になりますが、「日の丸」は文字通り国旗を表しており「国」を意味します。つまり、憲法などの秩序を示すもので、ある意味「権力」の象徴として捉えることができます。
これと肩を並べる「親方」・・・って一体何でしょうか?

昔は職人として一人前になる為には、丁稚奉公(でっちぼうこう)の様にして親方のもとで何年も仕事の見習いをしたものでした。つまり、親方は文字通り「親」の様な存在であり、かつ絶対的権威を持った存在だったのです。

私の知っている大工さんで「父親」と一緒に仕事をしている方がいます。 普段は口ゲンカや反抗をしているその息子さんも仕事中になると一変、「おやじ」ではなく「親方」と呼んで、口答えをすることもありません。
その息子さんに一度、実の父親に向かって「親方」と呼ぶことに抵抗はないか聞いたところ、 その応えは「まったくない・・・」というもので、仕事に関しては父親の「腕」は一流だと思っているし、それを教えてもらうわけだから当たり前だと思う・・・とのことでした。
自分の父親の腕を一流だと言い切る態度とその謙虚さに頭が下がる思いでした。
実際にその「父親」の腕は確かに一流で、その息子さんの腕ももう十分一流の域に達していると思うのですが、本人曰く「まだまだ・・・」なのだそうです。
職人さんの世界は実に奥が深い。

話は変わりますが、皆さんは夏と冬でどちらが職人さんの作業効率がいいと思いますか?
夏の方が寒くなく日照時間が長く夕方遅くまで仕事ができる為、夏の方が作業効率がいいような気がしますが、実際は暑さで体力の消耗が大きく、作業時間の割には仕事の進み方は冬に比べると落ちるのだそうです。
60歳を過ぎて今、なお現役の方も多くいますし、夏、暑く、冬、寒い中で作業をされる職人さんには本当に頭が下がります。

最後に、職人さんの腕の良し悪しを判断する一つの物差しをお教えしましょう。これは私の経験値であり絶対的なものではありませんが、大体あっていると思います。

それは、現場の整理整頓状況です。

現場がきれいな職人さんで腕の悪い人はまずいません。 逆に、使った材料や道具がそこら辺に散乱している人は、神経も散漫で細かいことに気を使って工事をしてくれません。何よりもその材料や道具で仕上げにキズをつけたりする危険性も高くなり、結果として補修することも多くなるのです。
職人さんの腕=ちょっとした気遣いの出来る人 という方程式が成り立つのではないでしょうか?

今、工事を依頼されている施主さん。
職人さんに敬意を込めて「寒い中本当にお疲れ様です」と声を掛けつつ、横目で現場の整理整頓状況をチェックしてみてはいかが?あなたの家の仕上がり具合がわかると思いますョ。

次回は「面白い建築用語2」です。

第 12 回  室内のインテリア

「室内のインテリア」と聞いて、皆さんはまず何を想像するでしょうか?
高級ホテルのサニタリールームの様なハイセンスな洗面台や鏡、そして白を基調としたバスルームに高級な水栓金具・・・リビングにはイタリア製のまっ赤なソファーが置かれ、大理石のテーブルの上にはワイングラスがあって・・・とまあ、現実とは掛け離れた想像をする人もいるでしょう。
これは生活感が無いのが一つのポイントでもあります。

「生活感がない・・・」というのはどういうことでしょうか?
仮にあなたが住宅やマンションを購入したとしましょう。
その家の中に入って行き、家具や家電製品のまったくない空間に立っていると、まず「この辺りにテーブルを置いて、テレビをこの角度で設置して・・・」といろいろなレイアウトを考えると思います。もちろん今の財力(サイフの中身)と相談して。(笑)

ここで 家具や家電製品を設置する際に、一つ考慮しておくとよい点をアドバイスいたします。これは私が今までに設計、監理しお引渡ししたクライアントからの生の(現場からの)意見ですので、非常に参考になると思います。

それは何かと言うと・・・
収納スペース(収納家具)の存在です。
確かに 住宅には収納というものが最初からついています。例えば、押入やウォークインクローゼット、場合によっては小屋裏収納がある家もあるでしょう。

しかしその様に「構えた収納」は大きいものを入れておくには便利ですが、いわゆる小物の収納には不向きです。

一番わかりやすい例はTVのリモコンです。
皆さんの家のTVのリモコンは今どこにありますか?
おそらくテーブルの上にポツンと置いてあるのではないですか?
食事の時などそのリモコンは邪魔になりませんか?
ゴハンの食べ残しがついたりしてシミになったりしていませんか?

もしあなたが座っているポジションから動かずにリモコンを収納できるスペースがあったら、間違いなくそこに格納するでしょう。すると今まで生活感があったリモコンが、テーブルの上からなくなりスッキリします。つまり生活感が少しなくなって、テーブルも本来の姿(無駄なものがない状況)になります。

これがインテリアの本質だと思います。もうおわかりいただけたと思いますが、最初にお話しした高級ホテルのサニタリールームがおしゃれに見えるのは、無駄なものが一切なく生活感がないからです。

いくら高級なソファーをリビングに置いても、そこに脱ぎ散らかした靴下や上着があったら、決してインテリア性に優れているとは誰も思わないですよネ。そのソファーの横に上着を掛ける「ちょっとした収納」が必要なのです。

これから引越しをする方は、この「ちょっとした収納」を家具や家電とセットに考えてレイアウトをもう一度考えてみて下さい。これだけで、あなたの部屋もディズニーリゾートのホテルミラコスタに「大変身」すること間違いない・・・かな。(笑)

回は建築施工には欠かせない「職人さん」の『知られざる世界』です。

第 11 回  外構工事って本当に必要なの?

外構工事は、とかく建物本体の工事とは切り離して考えがちな部分であります。特に予算的な面で考えるとその費用をあまりとらないで、新築工事に着工する方も多くいらっしゃいます。
確かに駐車場くらいができていれば生活に支障はないのかもしれません。そして本当に予算的にギリギリで着工せざるを得ない現実的な問題もあるかもしれません。

今回はそんな「外構工事は本当に必要なのか・・・」ということについて少しお話したいと思います。結論から言ってしまえば(私の持論としては)外構工事は必要だと思います。それはそんなにお金をかけたものでなくてもよいのです。
まず第一に防犯上の役目があります。
建物の廻りに玉砂利を敷くだけでも人の気配を感じられる様になり効果があると言われています。
人感センサー付きの照明を設置するのも外構工事と言えるのではないでしょうか?
夜、不審者が進入した時、その照明だけでも大変効果があります。

次に視覚的効果により、建物をグレードアップさせて見せることができることもあげられます。
庭に、緑の木が1本あるだけで、家の雰囲気はガラリと変わりますし、そこにウッドデッキがあって木製のベンチがあったりすれば自然と夏の日の夕方には、そこで枝豆をつまみにビールで一杯(マイビアガーデン)・・・なんてことになりませんか?

つまり外構工事はあなたを家の内から外へと導いてくれる案内人になってくれるはずです。
外からしみじみと我が家を見てください。
今まで見たことのない家の風貌にきっと感動すると思いますよ。

最後に外構工事は街の財産にもなる・・・ということです。きちんと掃き清められた玄関、磨き込まれたみかげ石のアプローチ、打ち水された緑の芝生・・・これらは道ゆく人たちの目と心を楽しませ、街の資産価値を高めることにつながるのではないでしょうか?

ヨーロッパでは家を建てた後、外構工事にどれだけ手間をかけるかで中古住宅の価値があがり買った時よりも高価で売却できることは、めずらしいことではありません。
日本は「木」の文化ですからヨーロッパの文化がそのままあてはまりませんが『ぜひ、この街に住みたい・・・』という気になる外構があればすばらしいことではないでしょうか?
日本でもこの外構のある住宅だから購入したい・・・というトータルコーディネートされた『家』が誕生してもらいたいと思います。

次回は「室内のインテリア」についてです。

第 10 回  リフォームの善と悪

『リフォーム』   今や新築工事と肩を並べ建設業界では大きな収入源となっている工事であります。 新築工事よりは廉価でできる上、TVなどマスコミでとり上げられていることから、かなりの数の人たちが何かしらの形でリフォームというものを考えているのではないでしょうか?

メリット(善)は、家族内に老人や身体の不自由な方がいらっしゃる場合は、床の段差をなくしたり、断熱材を入れ替えて家の断熱性能を向上させたり、さらに壁を撤去して2部屋を1部屋にして広い空間にしたり・・・とその効果は実に様々です。

しかしデメリット(悪)もその影にひそんでいることを肝に銘ずることを忘れてはなりません。
TVなどで大分騒がれましたから記憶に新しいと思いますが、一部の悪徳リフォーム業者に多額の工事費を騙し取られてしまった事件が多発しました。これはリフォームの適正価格がわかりにくいというものに起因していると思われます。

それはどういうことかというと・・・
リフォーム工事は新築工事とちがって既存である物を撤去して新しいものを設置することが多い工事です。新しいものの値段はわかりますが、既存を撤去する工事費というものには、ある程度の幅をもたせることが多いのです。
撤去する物の下地や内部がどうなっているのかわからない為、たとえどんな状況でも対応できる様に余分費用を見ておく必要があるからです。裏をかえせば正規の費用以上に工事費を払っている場合もあるのです。

業者側にしてみれば後から追加費用を請求したところで、なかなか追加費をいただけないことが多い為、予め危険要因を考慮した見積りを出しておこう・・・ということになるのです。

ここが大切なところです。
本来は、見積りは危険要因を含まない正規の見積もりで出しておき、本工事以外に何らかの費用が発生した場合は、その都度、工事費を提示するのが本来のやり方なのです。
仮に、いちいちそんなことをやっていたら工事が進まない・・・という話しであれば、工事終了後、改めて精算して費用のかからなかった工事費に関しては返してもらうことも必要だと思います。

今、まさにリフォーム工事を発注しようとしている「あなた」。
見積りの備考欄に『見積り内容以外の材料や工事費は別途』と書いてありますか?ない場合、要注意ですぞ。

次回は「外構工事って本当に必要なの?」です。

第 9 回  住宅に使われる素材

皆さんは住宅に使われる材料と聞いて何を想像するでしょう。おそらく「木」や「鉄」、「コンクリート」といったところを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
しかしその実態は、その他に「紙」や「ビニール」、「竹」「草」「土」「石」さらに「プラスチック」や「ガラス繊維」・・・etc 多類多様で、最近では木とプラスチックを混合した様な複雑な種類の材料も開発されており、「家」を構成する(使われている)素材は十数種類はあると思われます。

話は少しそれますが、最近食品メーカー中に食材の生産地や生産者を表示し、さらに、農薬の種類や添加物を消費者に情報開示しているところがでてきました。これは我々消費者にとっては安心して食料を購入できる要素であるのと同時に、多少その食材の価格が高くてもついつい「ブランド」的要素で購入してしまう側面が出てしまうのも事実です。が、やはり「安全」にはかえられません。

人間が生活していくうえで必要な、「衣」「食」「住」で、「食」の分野でそのような情報開示が進んでいるのにより高価な「住」の分野で建物に使われている材料の内容や、構成、成分がまったくと言っていいほど情報開示されていません。最近になって「住宅性能表示」といういわゆる家の車検証のような制度が確立されましたが、これにおいても住宅(マンションも含む)を構成する材料の生産地や素材についてはノーチェックです。(シックハウス対策はチェックしてますが・・・)とかく、建売住宅などは仕上にばかり気をつかって本体を構成する材料については何の表示もなされていません。構造躯体は「木造」です・・・というだけでは、もう許されない時代に入ってきたのではないかと私は考えます。
木造ならその木材の含水率や種類(杉なのかヒノキなのかヒバなのか・・・)も表示しなければ、購入者は納得しないのではないでしょうか?又、それをやることによって「ブランド化」し、他社との差別化がはかれるような気がするのですが・・・

このブログを読んだ工務店の社長様、どうですか?参考にしてぜひ、消費者に情報開示した住宅を建築してみてください。きっとヒットすると思いますよ・・・売れたら連絡下さい。
大丈夫。プロデュース料下さい・・・なんて言いませんから。

次回は「リフォームの善と悪」です。

第 8 回  最近の間取り事情

最近、クライアントとPLANの打合せをしていて、明らかに5、6年前と変わった・・・と感じることがあります。今回はそれを分析してみたいと思います。

1つは「リビング内階段」を御希望される方が非常に増えたということです。リビング内階段とは、玄関からホールに入り、通常廊下にある階段をなくし、リビングに吹抜の一部として階段をレイアウトするものです。メリットとしては、廊下の面積を減らしその分リビングを広くとれることと、子供が学校や塾から帰って来た時、必ずリビングを通って2階に上がる為、親と顔を合わすことが多くなる・・・といったことが挙げられると思います。
一方デメリットとしては、階段はいわゆる「吹抜」である為、冬場などはせっかくあたたまった空気が2階へと上っていってしまったり、リビングの音や声が2階へ響いてしまう・・・といった事が挙げられると思います。ただこのデメリットも、カーテンを階段の昇り口に取り付けたり、床暖房を設置するetcで改善できる為、総じてリビング内階段を選択される方が増えているのは事実です。

2つ目は、パソコンの普及に伴い、書斎(パソコンコーナー)をPLANに組み込む方が非常に増えてきました。 仮に書斎を設けないまでも、リビングの一部にカウンターを造り付け、いわゆるパソコンスペースを確保するものに至っては、 私のかかわっている全PLANの約8割くらいに達すると思われます。
場合によってはLANを組んで全室でパソコンを使える様に徹底する方もいらっしゃいます。

3つ目は、地下室やロフトといった、いままではあまり使われることのなかった空いていた空間を有効に使うよう要求されることが多くなってきたことです。特に狭小地では、敷地の大きさに限りがあるわけですから、建物を上にのばすか、下にのばすか・・・といった必然性からきたもので自然の流れといえばその通りなのですが、特筆すべきはその用途です。

以前は地下室、ロフトといえば「収納」の代名詞的存在でしたが、今や完全防音のカラオケルームや大スクリーンのあるシアタールーム、はたまたゴルフの打ち放しスペース・・・etc、本当に充実したスペースとなっております。

我々建築士が皆様の生活に潤いをもたらす環境作りのお手伝いができている・・・と実感する瞬間でもあり、PLANをしていても楽しいのですが、問題はそのコストです。空間が広くとれればそれに伴い施工範囲が広くなるのでコストUPになるのはあたりまえなのですが、仕上げの施工を省く・・・などしてさほどコストアップせずにする方法などがあります。この辺りは信頼できる建築士や工務店とよく相談された方がよいでしょう。
くれぐれも「『ハリーポッターと秘密の部屋』に出てくる様な地下室を設計してください・・・」とは言わないで下さいね。

次回は「住宅に使われる素材について」です。

第 7 回  構造計算書の偽造に関する問題

今回は予定を変更して、今問題となっている建築士による構造計算書の偽造に関する問題について少しお話ししたいと思います。

まず、建築基準法の第一章の第一条の条文を紹介します。

「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする」
さらに建築士法の第一章の第一条には、
「この法律は、建築物の設計、工事監理等を行う技術者の資格を定めて、その業務の適正をはかり、もって建築物の質の向上に寄与させることを目的とする」
とあります。

内容としてはあたりまえのことが書かれているのですが、よく見ると、「最低の基準を定めて」とあります。つまり細かい法的内容は全て最低の基準であり、強度や設備内容についてはその上のレベルで設計、施工されてしかるべきものなのです。

ところが今回の場合、最低の基準より低いレベルでの設計が行われてしまったのです。国土交通省などの発表では震度5強程度で建物が倒壊する危険があるとされていますが、場合によっては建物自体の自重(死荷重)に柱や梁が耐えられずに自ら倒壊する可能性もゼロではないと思われます。

ではなぜ今回の様なことが起こってしまったのでしょうか?問題の建築士の話では「業務の簡素化」と言っていますがそれだけでしょうか?現在は何でも競争の社会です。マンションもその工事価格をおさえるべくして過酷な競争がくり広げられております。安くて良い物を供給できるならよいのですが、「安かろう悪かろう」という世界も少なからずあるのも事実です(もちろん全てがそうであるとは限りませんが)。今回のことを教訓として我々建築士が今一度、業務について見つめ直し「国民の生命、健康」の鍵をにぎっている責任ある仕事についているという認識を強く持つべきだと思います。

そして最後に、私が今回の件で一番強く感じたことは、強度の足りない建物そのもの(ハード)の問題よりも、そこにお住まいになっている方々の心のケア(ソフト)も重要な問題として行政で取り組んでいただける様に強く希望します。